初めて40キロ走ってみたら、走ってる途中から、みるみる全身筋肉痛になっていった話

40歳で突然ランニングに目覚め、年間1000キロ走ったり、走らなかったり(どっちやねん)の生活が始まりました。東京マラソン、大阪マラソン、長野マラソンなど、主要なマラソンを完走し、メダルも増えてきました。

もう走り始めて10年以上になりペース、練習量は減ったものの、まだ定期的にランニングを続けてられています。最近は久しぶりにハーフマラソン(下記)に参加しました。

ランニングを始めたきっかけは、ダイエットだったと思います。今はスマホを持って走るだけで、ランニングの軌跡、距離、ペース、消費カロリーなど、いろいろと管理できるので、どんどん走る事が好きになっていった感じです。

ちなみに現在はGarminのランニングウォッチ、OMRONの体重計、カロリー計算アプリ「MyFitnesspal」のトライアングル構成で、中年太りをぎりぎり抑えている状況です。

さて、前置きが長くなりましたが、今回はランニングを初めて間もない時期に、お試しで40キロ走ってみた時の状況について紹介したいと思います。

今でこそ、多少のランニングの知識はありますが、当時は右も左も分からず、だからこそ経験できたところもあり、私にとって非常に貴重な経験でした。

まずは40キロ、どこを走るかですが、周回コースだと気持ちが持たない可能性があり、また、往復コースも途中で引き返す可能性があり(どんだけメンタル弱いんや!)、電車で40キロ先まで行って、そこから走って戻ってくる作戦にしました。

スタート地点は東京の奥多摩駅、そこから都心方向に走りました。当時はまだ走り始めで膝が痛い時だったので両膝にサポーターをつけて、リュックに水を入れて出発。

初めの20キロ位は、楽ではないですが何とか2時間ちょっとで走りました。しかし、そこから先は地獄でした。当然足は、だる痛い感じから始まり、筋肉痛への変わっていきます。だる痛い感じは、今でも15キロ以降で出てくる症状で、前に進みたいのに足が上がらない様な感じ。一方筋肉痛は足を上げる度に痛みが生じる状況で、本来運動後に起きるものが、途中からこの症状が出始めます。

この痛みは、足の次はお腹、さらには胸、そして、腕、と全身に広がっていきます。この状態になると痛みがひどく、走るのもやっとで、唸り声なくしては走れない状況でした。人がいないところでは唸りながら走り、人とすれ違うときだけ声を潜めて歩きます(歩くだけでも痛い)。

そして、途中で飲んだコーンスープ、おしるこ、がどんなに体にしみたことか。。。鮮明に覚えています。

後半20キロのタイムは前半の倍近く4時間ほどかかり、合計で6時間程度でした。

あきらかに練習不足、知識不足だったので、この40キロで体はボロボロの状態になり、復活まで数日を要しました。

しかしながら、体中の筋肉が、すべてランニング用に置き換わった様な、少し清々しい気持ちでした。ちなみに、以降何度かフルマラソンも走りましたが、こんな状態は一度もありませんでした。

マラソンを始める際の、ある種の儀式、いや、洗礼の様な気がします。

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